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準決勝報告

2008/01/28

 1月27日(日)かぐや姫グラウンドにて準決勝がおこなわれた。もちろん、この試合で勝てば九州新人大会への出場権を獲得できるわけだが、自然と力が入った。対戦相手は、練習試合などでも勝つことができていなかった鹿児島実業。非常に体格が大きく身体能力で縦突破やラインアウトモールを繰り返すようなチームであった。甲南は、年末から鹿児島実業想定でチームを仕上げてきていたこともあり選手自身も自信を持って試合に臨むことができた。

 12:00キックオフ。天候的にもラグビー日和であった。試合は、鹿児島実業の縦と甲南の横というイメージで始まった。鹿児島実業の強力な縦攻撃を低くて刺さるDFで止めると、甲南は、FW・BK一体となった展開ラグビー。ボールの球出しも早く、とにかく決定力のあるプレーヤーにボールを集めた。また、この日のために使ってこなかったサインプレーも次から次に思い切り繰り出した。前半は、両校1トライずつとり、PG分の3点差で折り返した。7-10。後半、前半同様甲南の刺さるようなDFは続く、攻撃は若干縦攻撃を加えながら相手を崩すと大きく展開しトライを奪う。しかし、この時点で15分残していた。ここから気持ち的に守りに入ったのだろうか?自陣に釘付けにされてしまった。メンタル面の弱さだったのか、体力的なことだったのか、技術的なことだったのか、鹿児島実業FWの意地がまさり3分前に逆転された。12-15。

 今回、九州大会には出場できなかった。しかし、今年も頂点をねらえるすばらしいチームである。このチームの良さをもう一度分析し、5月の県総体にむけて強化を図ろうと思います。