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福岡遠征

2008/04/15

 4月5日から6日の1泊2日で福岡遠征を行いました。めざしたチームは、福岡県内でベスト8に入る明善高校とベスト16の浮羽究心館でした。昨年度は準優勝の筑紫、ベスト4の福岡高校に挑戦しかなり痛い目にあったので、チーム作りの過程では、このレベルかと考えました。ただ、福岡県は東福岡高校を中心に全国トップクラスの地域。実際、ジュニアスクール等は圧倒的強さで全国優勝するなど、非常に層の厚い県であります。何か得るものはないかと楽しみにしていました。

5日(土)明善高校

 福岡県でもトップクラスの進学校との練習試合。しかも、東筑高校を新人戦で敗り勢いに乗っているチームでした。選手も、りんどうクラブ出身の経験豊富なメンバーや体格の良い選手がそろっていました。

 ゲーム内容は非常に緊迫したすばらしものでした。特に、この日の課題であった、インサイドディフェンスのできが試合結果にあらわれ、相手を抱え込まない、突き刺さるようなディフェンスが繰り返されました。また、一人一人の甲南側のアタック能力が高く接点で負けることなくボールを繋いだり、展開力でトライを奪ったりと安定感も身につけました。しかし、相手より3倍以上のペナルティー(オフサイド)の対応が遅れ、修正能力の低さを感じたことと、試合を通して敵陣・中盤・自陣の戦い方、切り返し方がバタバタとなり、たびたび自滅をしました。

 Bチームは新1年生も含め、選手がよく走って声を出した。また、チームバランスが良くプレーのぶれが少ないので(声が出ているからかもしれない)非常に楽しみなチームである。

6日(日)浮羽究心館

 5年間ぐらい通い続けているチームである。私自身の大学の先輩であり、3年生が花園をめざすきっかけをいただいた方。さらに今回も宿泊の手配から食事・寝具の手配まで非常にお世話になっている。チームは浮羽ヤングラガーを中心に、必ず福岡県の上位に位置するチームとして成長してきている。

 ゲームはどちらも甲南が圧倒した。特に昨日からの課題である近場のディフェンスが機能したことで浮羽究心館の攻め手がなくなってしまった。アタックについては、ボールをよく動かし、ダイヤモンドシステムを意識して良く繋いだ。だだ、やはり課題が出た。残り10分を残して、かなり体力が落ちた。特に、ディフェンスの配置能力はがた落ちであった。

 甲南Bチームは非常に楽しそうにアタックを繰り返した。何度となく力強い走りが見られ、外のスペースを創り出したFWの縦の強さにも魅力を感じた。

 

   今回も甲南ラグビーOB会の補助をいただいて、遠征を行いました。大変ありがたく思っております。また、県総体にむけて結果が出ますように頑張って参ります。応援よろしくお願いいたします。